SEO情報を設定する際、テンプレート管理は最もつまずきやすいステップの一つです。よくあるのは、編集者が管理画面を開き、複数ページのタイトルとディスクリプションを設定しようとしても、サイトにどんなページタイプが何種類あるのか分からず、タイトルにどのフィールドを呼び出せるかも分からず、1ページずつ手入力したり、ルールを何度も修正したりするケースです。問題はツールにあるのではなく、テンプレート管理に必要な基礎情報を事前に準備していないことにあります。
ここでいうテンプレート管理とは、同じ種類のページのSEO情報を再利用可能なルールとして記述し、新しいページがルールに従ってタイトルとディスクリプションを自動生成する仕組みを指します。ページごとに個別入力するのではありません。これはサイト自身のページ構造とフィールドに依存するもので、事前に整理できる運用資料であり、検索エンジンの現在のアルゴリズムとは関係ありません。以下、準備の順序に沿って説明します。
まずテンプレートを書くのではなく、ページタイプを洗い出す
テンプレートはページタイプごとに適用されます。タイプを区別できていなければ、作成したテンプレート同士が衝突します。整理する際は「コンテンツ構造が同じで、SEO情報の書き方が近い」という基準でグループ化します。一般的なグループ分けは次のとおりです。
- トップページ:サイト全体で唯一のページ。個別に設定し、通常は一括テンプレートを適用しません。
- カテゴリページ/一覧ページ:同じカテゴリ内ではコンテンツ構造が一致するため、同一テンプレートの適用に適しています。
- 詳細ページ:製品、記事、事例など。それぞれ構造が異なるため、別々のグループに分けるべきです。
- 機能ページ:お問い合わせ、見積もり、検索、タグ集約など。SEO情報が必要か、インデックスさせるかについて、先に結論を出しておきます。

判断基準はシンプルです。2つのページでタイトルの構成方法が異なるなら、同じテンプレートに入れてはいけません。たとえば製品詳細ページのタイトルには通常製品名が入り、記事詳細ページには記事タイトルが入るため、この2つは分けるべきです。
タイトルとディスクリプションで呼び出せるフィールドを確認する
テンプレートの価値は自動組み立てにあります。そのため、各ページタイプで利用可能なフィールドを事前に確認します。一般的なフィールドの出所には、ページ自身のタイトル、所属カテゴリ名、サイト名、地域名やブランド名、分類名、公開日時などがあります。整理時には、各ページタイプでどのフィールドが使えるか、どのフィールドが空になる可能性があるかを一覧表にまとめることをおすすめします。
フィールドが空になる可能性があるかどうかは、テンプレートの書き方を直接左右します。たとえば、あるページタイプに所属カテゴリがないのにテンプレートでカテゴリ名を呼び出すと、生成結果に空白や余分な区切り文字が生じます。「空になる可能性があるフィールド」を個別に印を付けておけば、設定時に代替テキストを残すか、使わないかを判断できます。
テンプレートとフィールドの命名ルールを決める
テンプレートの数が増えると、命名の混乱が後々の保守に直接影響します。準備段階で次のことを取り決めておくことをおすすめします。
- テンプレート名にはページタイプを反映させる。たとえば「製品詳細-デフォルト」「記事詳細-デフォルト」のようにし、「テンプレート1」「新テンプレート」といった名前は使わない。
- 同じページタイプに複数のテンプレートがある場合は、接尾辞で適用シーンを区別する。たとえばカテゴリ別やコンテンツ分類別など。
- フィールド名は管理画面で既に使われている呼び方を踏襲し、独自の略称を作らない。引き継ぎ時の照合がしやすくなる。

命名ルールは複雑である必要はありませんが、半年後に引き継ぐ人が各テンプレートがどのページ群を管理しているか理解できるようにしておく必要があります。
必須項目と任意項目の境界を明確にする
テンプレートは大部分の内容を自動生成できますが、人手で補う必要があるページも必ずあります。準備段階では、どのフィールドをテンプレートで統一生成するか、どれを必ず手入力するか、どれを空欄可とするかを明確にします。典型的な手入力項目は、トップページのタイトル、重点カテゴリのディスクリプション、構造が特殊なキャンペーンページなどです。
この境界を明確にしておけば、設定時に「テンプレートが埋めてくれると思っていたら、ページがごっそり漏れていた」という事態を避けられます。同時に、公開前のチェック基準にもなります。テンプレート生成ページは形式を確認し、手入力ページは1件ずつ確認します。
既存ページを洗い出し、テンプレートへの統合方法を決める
サイトがしばらく運用されている場合、テンプレート管理では既存ページへの対応も必要です。まず旧ページのURL一覧と現在のタイトルをエクスポートし、ページタイプごとに分類して、どれが新しいテンプレートをそのまま適用できるか、どれが構造の特殊性から個別対応が必要かを確認します。リニューアルや再構築の際は、このステップが特に重要です。旧URLと旧タイトルの対応関係を失うと、後から復元するのが難しくなるためです。
統合の判断基準はコンテンツ構造であり、URLが似ているかどうかではありません。構造が同じ旧ページは同一テンプレートに統合し、構造が異なるものは無理に適用せず個別に残します。そうしないと、形式の不自然なタイトルが大量に生成されます。

準備段階のチェックリスト
設定に取りかかる前に、以下の項目で簡単に自己チェックできます。
- ページタイプはグループ化済みか。各グループに明確な代表ページがあるか。
- 各ページタイプで利用可能なフィールドは列挙済みか。空値フィールドは明示されているか。
- テンプレートの命名ルールは取り決め済みか。チーム内で共有されているか。
- 必須フィールドと任意フィールドの境界は確認済みか。
- 旧ページの一覧はエクスポート済みか。統合方法は結論が出ているか。
これらが準備できていれば、テンプレート設定自体は通常、ルールを入力するだけです。その後、ページ構造の変更やカテゴリタイプの追加があっても、同じ順序で先に資料を補い、それからテンプレートを修正することで、ルールがますます乱れるのを防げます。





