旧サイトを新サイトに置き換える際、テキストコンテンツは専任者が校正することが多いですが、画像は「ついでに移行するもの」として扱われがちです。しかし公開後に、製品画像がぼやけている、事例画像が欠けている、バナーがサイズ変更で切れている、そもそも出典がわからない画像があるなど、問題が発覚します。画像リソースの問題はサイトが開かなくなるわけではありませんが、訪問者が企業に対して抱く第一印象に直接影響し、その後の運用にも手間を残します。
以下では、リニューアルの実際の流れに沿って、画像リソースのよくある問題をいくつかのカテゴリに分けて説明します。各カテゴリには実行可能なチェック項目を挙げていますので、ご自身のプロジェクトに照らし合わせて一つずつ確認してみてください。
1. 棚卸し段階:旧サイトの画像リストがなく、後から記憶頼りになる
リニューアルで最も陥りやすい失敗は、旧サイトのトップページを開いてスクリーンショットを撮ったり名前を付けて保存したりすることから始めてしまい、まず画像を体系的に棚卸ししないことです。旧サイトが数年運用されていると、画像は記事本文、製品詳細、カテゴリヘッダー、ポップアップ、フッターなど複数の場所に散在している可能性があり、手作業でページをめくると見落としがちです。
より確実な方法は、まず画像リストを作成することです。旧サイトに製品、事例、ニュースの3つの主要カテゴリがあると仮定し、以下の項目で整理します。
- 画像が掲載されているページURLまたはカテゴリ
- ページ内での画像の位置(ヘッダー、本文挿入画像、サムネイルなど)
- ローカルに元画像ファイルがあるか
- この画像が新サイトでも必要か
- 処理結論:保持、差し替え、削除、要確認

リストは複雑にする必要はなく、表が1つあれば十分です。重要なのは「どの画像を移行し、どの画像を移行しないか」をチェックできるリストにすることであり、公開直前にその場で判断することではありません。判断基準はシンプルで構いません。現在の業務にまだ関連するものは保持し、販売終了した製品画像、期限切れのキャンペーン画像、明らかに古い集合写真などは削除または差し替えの対象としてマークします。
2. ファイル名:中国語名、文字化け名、「IMG_0231」
旧サイトの画像には、「微信图片_20230512.jpg」「未标题-1.png」あるいは数字の羅列といった名前がよく見られます。これらのファイルは移行時には大きな問題になりませんが、新サイトに移した後は管理が難しくなります。運用担当者が特定の製品画像を探そうとしても、一つずつ開いて確認するしかありません。
リニューアルは画像を再命名する良い機会です。「カテゴリ-内容-番号」の英語またはピンイン小文字形式を推奨します。例えば製品ページの画像は product-a-01.jpg、事例画像は case-hangzhou-02.jpg のようにします。命名ルールは高度である必要はなく、チームの数人が理解でき、キーワードで検索できれば十分です。
また、ファイル名にスペース、中国語の句読点、特殊記号を含めないように注意してください。これらの文字は異なるシステム間で転送されると文字化けしやすく、バックエンドにアップロードした後も表示がおかしくなることがあります。命名を統一すれば、その後の画像差し替えやバージョン確認がずっと楽になります。
3. サイズとフォーマット:新サイトのレイアウトは旧サイトと異なる
旧サイトの画像サイズは旧テンプレートに合わせてトリミングされています。新サイトでレイアウトが変わると、同じ画像を入れたときに引き伸ばされたり、切られたり、余白ができたりします。よくあるのは、ヘッダー画像の両端が切れる、製品画像の比率が歪む、スマートフォン表示で画像の中央部分だけが見えるといった症状です。
このような問題を処理するには、まず新サイトの各画像位置の実際の表示サイズと比率を確認し、旧画像をそのまま使うか再書き出しするかを決めます。例えば、新サイトのトップページヘッダーがワイド比率で、旧サイトのヘッダーがほぼ正方形の場合、その画像は基本的に再トリミングするか素材を変更する必要があり、無理に押し込むべきではありません。
フォーマットについては、写真系の画像は一般的にJPG、アイコン、ロゴ、透過背景が必要な画像はPNGを使用します。リニューアル時に旧サイトに容量の大きい画像が多数ある場合は、再書き出しの際に一括圧縮できますが、圧縮の程度は肉眼で明らかなぼやけがわからない程度に留め、容量を減らすために製品の細部を潰さないようにしてください。
4. 画像リンク:ドメイン変更後に旧画像アドレスが無効になる
新サイトが新しいドメインや新しいディレクトリ構造を使用する場合、旧サイトの画像のアクセスアドレスが変わります。すでに公開された記事、外部プラットフォームで参照されている画像、旧サイトが検索エンジンにインデックスされた画像ページなどが開けなくなる可能性があります。ユーザーには空白の枠や壊れた画像が表示され、体験が悪くなります。

リニューアル前に旧サイトの主要な画像URLリストをエクスポートし、公開後に一つずつ開いて確認し、どの画像がまだアクセス可能で、どれが無効になったかを確認します。引き続き保持する必要がある旧画像については、新サイトで近いパスを踏襲するか、対応するリダイレクトを設定します。本当に使わなくなった画像については、少なくともそれを参照しているページが同期して更新されていることを確認してください。
また、本文内の画像参照方法も確認してください。古い記事の中には画像アドレスを直接貼り付けているものがあり、サイト移行後にこれらのアドレスは自動更新されないため、再アップロードして差し替える必要があります。このような問題は記事数が多いと見落としやすいので、トップページだけを見るのではなく、カテゴリごとに分けて確認することをお勧めします。
5. 著作権と出典:出所がはっきりしない画像はそのまま移行しない
旧サイトの画像は出所がさまざまです。デザイン会社が提供したもの、社員が自分で撮影したもの、素材サイトからダウンロードしたもの、他のサイトから保存したものなどがあります。リニューアル時にそのまま新サイトに移行すると、出所が不明な画像をそのまま残すことになります。
より確実な処理方法は、棚卸しリストに「出典」列を追加することです。自社撮影または購入済みライセンスであることが確認できれば通常通り移行し、出所不明、明らかに他ブランドのウォーターマークが入っている、あるいはネットから適当に保存した画像は差し替えることをお勧めします。特にトップページのヘッダーや製品メイン画像のような目立つ位置には、出所がはっきりしない素材を使用しないでください。
企業に専用の画像ライブラリがない場合、リニューアル時に内部画像フォルダを整理し、使用可能と確認できた画像を集中保管し、用途と出典を記載しておくと良いでしょう。次回のリニューアルやキャンペーン時に、再び画像を探し回る必要がなくなります。
6. バックエンド管理:画像をアップロードした後に誰も管理しない
新サイト公開後は、画像管理方法も変わります。バックエンドによってはメディアライブラリをサポートするものもあれば、カテゴリごとに個別にアップロードする必要があるものもあります。よくある問題は、同じロゴが何度も重複アップロードされる、画像タイトルと代替テキストがすべてデフォルトのファイル名になっている、しばらくするとどれが最新版か誰もわからなくなる、などです。
公開後に簡単な画像管理習慣を定めることをお勧めします。アップロード前に命名ルールに従ってファイル名を変更する、アップロード時に意味のある画像タイトルや代替テキストを入力して自分や同僚が検索しやすくする、定期的に使わなくなった画像を整理してメディアライブラリが乱雑になるのを防ぐ、などです。代替テキストは長く書く必要はなく、この画像が何を写しているか、どこで使われているかを説明できれば十分です。

チーム内で複数人が更新を担当する場合は、保存ルールを決めておくと良いでしょう。例えば「製品画像は製品フォルダ、キャンペーン画像は年ごとにアーカイブ」などです。ルールはシンプルなほど実行しやすく、複雑な階層ディレクトリは誰も守らなくなりがちです。
公開前に実行できる画像チェック
リニューアルの最終段階では、画像関連のチェックを一度にまとめて行えます。
- 新サイトをページごとに開き、壊れた画像、空白画像、読み込み失敗のプレースホルダーがないか確認する。
- トップページ、カテゴリページ、製品詳細ページ、記事本文の画像が完全に表示され、比率が正常か確認する。
- スマートフォンでもう一度確認し、特にヘッダー画像と製品画像の重要な部分が切れていないか見る。
- 旧サイトでまだ保持が必要な画像アドレスが正常にアクセスできるか確認する。
- 画像の出典を確認し、出所がはっきりしない画像を差し替える。
- バックエンドのメディアライブラリ内の画像の命名と分類を確認し、後から同僚がすぐに見つけられるようにする。
画像リソースの問題の多くは技術的な難題ではなく、リニューアル時に専任担当者がいないことです。テキストコンテンツと同等に重要な移行対象として扱い、事前にリストを作成し、ルールを定め、公開前に集中的にチェックすることで、公開後の手戻りを大幅に減らせます。





